築古戸建て系不動産屋の利益の源泉
前回であった不動産屋さんの話をきいてわかったこと。
『無知なエンドは搾取されている!』
まあ、情報弱者が搾取されるのはどこでもみかける構図ですよね、、、
築古ボロ戸建てを持て余した個人は、相続で取得した親の家だったりして、あまり価値がわかっていなかったり、「こんなボロ買う人なんていないのでは、、、」と、勝手に自分の物件を安く評価していたりします。
そのようなエンドがまず相談に行きがちなのが財閥系不動産屋さん(○井不動産、東○リバ○ル、など)。そこで、新築戸建用地やアパート用地になるような物件であればそのままお買取され再販されることになる。
しかし、再建築不可物件とか、擁壁問題とか、接道問題とか、市街化調整区域、などで、リバ○ルの物件として出せるような一定額より安くしか売れない物件をどうするか。
それは横流し! ということになるわけです。
私がとある関東付近の港町で取得した物件は、再建築不可で築50年のボロボロであったためリバ○ルでは再販不能とされ、営業マンが120万円で横流し。私が事務所に突入した不動産屋さんの社長へ話がいき、社長は私に300万円で販売。マージンの180万円はリバ○ルの営業マンと社長で山分けされたのでした。
普通に再販したら両手仲介でも6%しか稼げないところが、営業マンは90万円もポケットマネーgetできたわけで、オイシイですね。
その営業マンと社長は若い頃からのつきあいで、このような取引はよく行われているようです。
売主さんが損してるとも、私が損してるとも言える取引でした。
考えてみると、不動産業者というのはある物件を右から左へ、登記簿の名前を入れ替えるという流れの中で鞘を抜いていく仕事なので、当然といえば当然なのですが。
与沢翼さんが近著の中で、富の源泉に近いところでビジネスをすべき、という趣旨のことを述べられていました。
この場合、この物件を120万に買い叩いて購入しているところが富の源泉ですね。
毎日物件お売りくださいのチラシが郵便受けに入る理由がよ〜くわかりました!
不動産投資家として未熟だったと、いまとなってはいい思い出ですね。