貴金属投資

金現物投資の基本

前項では、金投資の主な方法について概略してきました。

それでは、このページでは、金現物の購入方法について解説していこうと思います。

このページを一読いただければ、いまは金や銀でしかほとんど用いられない重量単位oz; トロイオンス　について、コインと地金についてとその手数料について理解できるでしょう。

金の重量単位について

上に示したメイプルリーフ金貨は、1oz; 1トロイオンスのものです。

国内では金価格は１グラムあたり何円で表示されますが、国際的には１トロイオンス（=31.1035グラム）あたり何ドルと表示されます。トロイオンスは記号では「TOZ」と表記され、略して「オンス」と呼ばれることも多いのですが、通常の秤の単位である１オンス=28.35グラムとは別物です。

日本で金地金で大きいものでも500gや1kgが一般的ですが、海外で金地金の先物取引などで現受けで一般的なのは100oz; 約3110gのバーなんだそうです。

金の購入方法について

１.　三菱マテリアル、日本マテリアル、田中貴金属および特約店、徳力本店、石福金属などで購入する

現金を持参して上記店舗に直接赴き、購入するという方法があります。

国内金価格は基本的に一律なのですが、バーチャージ(地金購入時の手数料)がそれぞれ異なっています。

※参考　日次金価格(国内)　田中貴金属

通常、バーチャージが無料になるのは500g以上の地金から、という会社が多いのですが、日本マテリアルの100g地金はバーチャージ無料なのでお買い得と思います。

一般的には、500g未満の地金は購入時と売却時に手数料がかかってしまいます。

※参考　三菱マテリアル　購入時および売却時の手数料　2020年7月6日現在

さらに、電話取引および金地金郵送の場合は、送料もかかりますね。

三菱マテリアルの場合でみると、売買スプレッドはそれぞれ、2020年7月6日現在で

5g bar・・・３３．６８％
20g bar ・・９．７％
100g bar・・４．２%
500g bar・・１．４％

となり、500g barが圧倒的に有利ですね。ただしその場合１ロットあたり３００万円以上になりますから、気軽には買いにくいかもしれませんね。

日本マテリアルであれば100g地金のバーチャージが無料なので、100g地金であってももっとスプレッドが小さくなると思われます。
実際に私も日本マテリアルの100g地金を保有しております。

日本マテリアルのホームページに、以前までは売却価格も掲載されていたのですが、先程みたらなくなっていました。
正確なスプレッドを把握されたいかたは、TELでお問い合わせされると良いかと思います。

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